2010年02月16日

一万円札の木・みつまた

みつまた
【一万円札の木】  大金駅構内

こちらは、大金駅付近で見つけた千円札や一万円札の原料。
その蕾は、まるで蜂の巣がぶら下がっているようで、ちょっと不細工な格好ですね。

冬の寒さに絶えながら
春の訪れを今か今かと待ちわびている「ミツマタ」の花蕾です。
もうじきキュートな黄花を咲かせ、春到来の気分にさせてくれることでしょう。

その名前の由来は、写真をひと目見ればわかります。
枝先が、三方向に分かれしていることから三又→三椏(ミツマタ)と云うそうです。

【三椏(ミツマタ)】  撮影'10/02/14
みつまた
nikon D300 Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D

もともと烏山は、1200年もの歴史ある和紙づくりの町でした。
今では生産が衰退して唯一、福田製紙所だけが烏山和紙の伝統を受け継いでいます。

毎年、卒業式シーズンを控え同製紙所では、
県内外の小学校から大学、専門学校まで約2万8千枚もの卒業証書を受注し
昔ながらの手すき製法によって一枚一枚ていねいに製作しているそうです。

【福田製紙所・烏山和紙会館】
みつまた

紙の発明は、羅針盤・火薬・印刷術とならび中国・四大発明のひとつです。
日本へは西暦600年頃に伝来し、100年をかけコウゾやミツマタを原料とした和紙へと進化したそうです。

その後、日本書紀(720年)や古事記(712年)を残し、
紙の存在は、今で云うところのIT革命に相当するのかも知れません。

みつまた

ライフサイクルの変化によって西洋紙を使う習慣は失いつつあります。
これから身の回りで急速なペーパー・レス化が進展するでしょう。

例えば、電子証券や電子マネーも、そのひとつ。
紙を大量に消費する新聞や本が、iPADみたいなデジタル媒体で配布されたら画期的なことだと思います。

みつまた

そうした中で和紙が生き残るには、
魅力のある利用価値を見つけ出し、現代風の新たなイノベーションが必要です。


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posted by 旅からす at 00:37| ■大金駅の風景から | 更新情報をチェックする