2012年10月21日

ひがんばな

ひがんばな
【ひがんばな】  大金→鴻野山駅

こちらは沿線の野に咲く「ひがんばな」
今年の開花日は、ちょっと異変が起きています。

彼岸花という名前の由来から
本来なら9月のお彼岸の前後に咲くはずですが、

今年は10月中旬ごろに満開をむかえています。
これは一体どうしたことでしょう。

撮影'12/10/07
ひがんばな

そればかりか庭先の「金木犀」(きんもくせい)も少し様子がおかしい。
やはり今ごろになって、ようやく甘い香りを放ち咲き出すありさま。

想像だけど、夏が長く秋が短くなったせい?のような気がする。
温暖な気候が植物の生態に変化をもたらしているのかも知れない。

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さて、絶対に真似をしてはいけない話をひとつ。

ご近所の窓サッシに黄色スズメバチが営巣し
巣の直径が大きくなって来たことから退治することに。

ひがんばな 黄色スズメバチの巣

ひと月前から観察し、入念な作戦と訓練を重ねて、
ハチが寝静まった夜中の10時すぎに奇襲攻撃を決行、

まず等身大(冷蔵庫)の段ボール箱に身を隠し、
両手に強力マグナムジェットを武装して約5メートル遠方から40秒間噴射、

念のため朝まで放置し、ダメ押しで
入口の穴へキンチョールを30秒噴射したところ

ひがんばな

その戦果は、ご覧のとおり。
もし失敗したら人命はなかっただろう。

夜の奇襲作戦は成功を治めたけれど
やはりハチ退治は専門業者にお願いすべきである。


<からせん縁起駅舎の旅>
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 烏山線撮影地


只今編集中です....
写真、コメント文など内容を追加します。

posted by 旅からす at 02:31| Comment(4) | ■大金駅の風景から | 更新情報をチェックする

2012年10月04日

収穫の秋

稲刈り
【稲刈り】  宝積寺→下野花岡駅 

沿線の稲刈りは9月上旬から始まり、
お彼岸の頃には、もう刈り取りが終わっています。

確か30年程前の「稲刈りのシーズン」といえば、
ちょうど体育の日(10/10)あたりが最盛期だったはずなのに。

気候の変化もあってか年々、前倒し、
収穫の時季が少しずつ早まっているような気がする。

撮影'12/09/21
稲刈り

稲刈りの時期を決める基準日を調べると
出穂(しゅっせい)から日平均積算気温が1000℃を超えるあたり、

8月の宇都宮気象台の平均気温は28.4℃ですから、
出穂日(7/25頃)から数えて35日目(9/1頃)には収穫可能なわけです。

稲刈り 新米「こしひかり」

というわけで、ご近所さんから
今年も新米の「こしひかり」を御裾分けしてもらいました。

能登半島の塩海道で仕入れてきた
美味しい塩をふりかけて“塩にぎり”にして食べた〜い。


=== 番外編(追加'12/10/10) ===================================

さて、ここからは番外編の旅カメラ、

ブログの記事「収穫の秋」にちなんで日本の棚田百選のひとつ、
石川県輪島市にある白米千枚田(しろよねせんまいだ)へ行ってきました。

道の駅「千枚田ポケットパーク」から見下ろす棚田の景色、
この景観たるや、まさに絶景だよ、絶景!....

白米千枚田  撮影'12/09/07

↑マウスインするともう一枚、田植えのころ '10/05/14

棚田の総数は1004枚、
農家13戸が苦労を重ねながら代々耕作しているという。
しかも1636年から、ずっと続いているというから驚きです。

撮影'12/09/07

↑マウスインするともう一枚、田植えのころ '10/05/14

この日は、ちょうど稲刈りが始まったばかり、
手鎌による刈り取り作業に4人、天日干し作業に2人の総勢6名体制、


旭化成“サランラップ”のCM

TeN(A Hundred Birds)さんの“さよならの向こう側”の美しい歌声


場所がら、急勾配なので移動や運搬がたいへん、
何よりもコンバインに頼れず人手だけが頼りの重労働です。

撮影'12/09/07
稲刈り
稲刈り 【稲架(はざ)掛け】

また来たよ〜〜〜

早速、今年の収穫予想を聞いてみたら
満面の笑顔でもって「よーけ、実っとる」と謙虚な気質が伺えます。

どの稲穂も重たそうに首(こうべ)を垂らし、
この様子なら、きっと豊作に間違いないだろう。

撮影'12/09/07
稲刈り

こうした奥能登の里山・里海の美しい景色は、
このほど国連の世界農業遺産として登録されたそうです。

のどかやね〜ほんと絵になるね〜、
これからも後世に残し続けて欲しいものです。

稲刈り

曽々木海岸から奥能登へ塩海道をドライブし
大釜で炊き上げた奇跡の一粒という大谷塩を仕入れる。

【曽々木海岸】
稲刈り

その味わいは、にがりを含み甘味のある塩と評され、
炊き立てのご飯やおにぎりとの相性はバツグン。

【揚げ浜式塩田】
稲刈り
稲刈り


奥能登の揚げ浜式塩田で作る塩の粒は粗すぎず、細かすぎず。その味わいは、十釜十塩と云われるぐらい十の釜があれば十の味があるという。手塩にかけた大谷塩←は、能登出身パティシエの辻口博啓さんもお菓子づくりに使っているそうです。


 


旅の終点はこちら、
能登半島の最突端、木の浦海岸にある焙煎専門店「二三味珈琲」へ
忘れられない味と香りを求めて直接買い付けに。

【木の浦海岸】
稲刈り

お勧めの味は『 エチオピア イルガチェフ テケル デンベル 』
イルガチェフ村の厳選豆、滑らかで上品なフローラルな香りは姫のごとし、
秋の新着豆は『 エチオピア イルガチェフ ナチュラル コンガ 』
ラム酒やブランデーのような強烈なフレーバーに酔い知れる、と云うキャッチ。

【二三味珈琲】
稲刈り
稲刈り





木の浦海岸にある「二三味珈琲 shop舟小屋」です。珈琲ファンの方なら、ご存じの評判どころ、多くの雑誌でも紹介されています。外観↑のとおり単なる物置小屋といった感じの作業場。こちらの女性主人は、東京の『珈琲工房ホリグチ』で修業され、故郷に戻って焙煎専門店を開店したもの。舟小屋の中に入ると焙煎仕立ての熱気と豆の香りでむせかえるよう、虫が寄ってこないよう窓は常に締め切っているのだそうです。こちらの珈琲豆はストレートで味わうと、その深い香りに酔いしれます。すぐ近くの椿の峠にある「つばき茶屋」さんで二三味珈琲(つばき茶屋向けオリジナルブレンド)を淹れてもらえます。しかも日本海の絶景を眺めながら、この旅一番のお気に入りのスポットです。

 

たった今、焙煎したばかりの『船小屋ブレンド』を挽いてもらうと
車の中は芳ばしい香りに包まれてウットリ、飲まずとも粉の香りで酔うほどに。

【椿の峠から日本海の絶景』
稲刈り

秋の夜長にピッタリのコーヒータイム、
家に帰って自慢のオーディオで大好きなジャズ・ボーカルを聴きながら
iPhone4のGPSアプリで楽しかった旅の想い出をたどる。


稲刈り

 iPhone4のGPSアプリで記録
 山あいやトンネル区間は記録できません。



能登半島の先端(石川県珠洲市)へは、
北関東自動車道〜関越道〜上信越道〜北陸道(森本IC)〜能登有料道路〜珠洲市・R249号へ
途中の休憩は東部湯の丸PA、名立浜PA、高松PAで仮眠しながら弾丸車旅でした。


 烏山線撮影地


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posted by 旅からす at 00:14| Comment(6) | ■下野花岡駅の風景から | 更新情報をチェックする
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