【演題、戻り橋】 烏山駅下車・徒歩10分
今日から沿線の夏まつり 山あげ祭 が始まりました。
山あげ祭は450年もの伝統を誇る日本一の野外歌舞伎、
見どころは、若衆らによる一糸乱れぬ山の組み上げ、
保存会による妖艶な歌舞伎の舞い、常磐津の軽妙な語りと伴奏です。
撮影'13/07/26
【御拝屋台】
【山あげシーン】
こちらは、今朝から始まったお祭りの様子、
まずは鍛冶町若衆らによる山の組み上げシーンです。
山あげの準備は、進行役である木頭の合図から始まり、
木頭の指示により若衆らを動かし上演時刻までに山を組み上げます。
【木頭の合図】
初日の山あげは平日(金曜日)なので
若衆たちは少なめ、人手不足で大忙しです。
そこで外国人の方や小学生の男の子の姿もチラホラ、
お祭りの助っ人役として混じっているのかも知れません。
【スタンバイ】
本番5分前の侍役たち、出番を待ちながら、
ご覧のとおりの笑顔、余裕の貫録を見せてくれます。
日ごろの練習どおりにやれば大丈夫と
自信をもって余裕シャクシャクの様子でした。
【戻り橋】
最初の演題は「戻り橋(もどりばし)」です。
野外舞台で披露する出しものの半分以上が、この題目。
時代背景は平安中期、場所は京都・一条堀川
主役の渡辺源次・綱(わたなべげんじの つな)の武勇伝です。
【ヒーロー役の渡辺源次綱】
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歌舞伎の内容をひとことで要約すると
鬼退治のはなし....
歌舞伎の言い回しは、私の能力では理解不能なので
あらかじめ観劇する前に“あらすじ”を読んでおきます。
そうすれば想像を膨らまし場面のシーンで
歌舞伎の表現方法を理解することができます。
NIKON D600 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRU
<あらすじ> 〜戻り橋〜
主君・源頼光の恋の使いの帰路、深夜に一条堀川で一人の娘と出合う。しかし、戻り橋をわたるとき
水に映る姿で鬼女と知る。そこで娘は舞娘を演じて騙そうとするが、見破られて鬼女の姿となり綱と
大刀ち回りとなる。鬼女は綱の襟髪を掴んで強引に愛宕山へ連れ去ろうとしたが、主君よりもらった
名刀「髪切」で右腕を切り落とされて幕となる。
★常盤津「戻橋恋の角文字(もどりばしこいのつのもじ)」より
【鬼の化身、悪女】
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ラストシーンは鬼の片腕を切り落としたところ、
その後に渡辺源次綱はヒーローとなり語り継がれるのです。
ちなみに綱の同僚(主君・源頼光の四天王)には「金太郎」こと、のちの坂田金時、
ト部季武(うらべのすえ)や薄井貞光(うすいさだみつ)など伝説の有名人ばかりです。
【ラストシーン】
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舞台が終了した直後の役者さんたちの様子、
暑い中、ほんとうにご苦労様。すばらしい演技でしたよ。
【主役級キャスト】
【名脇役たち】
若衆たちの勇壮な山あげと女たちの華麗な歌舞伎は、
はじめて烏山を訪れた観衆の心を魅了することでしょう。
【スマホで一息】
NIKON D7100 AF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6G ED
お祭りの開催期間中に合わせ速報しました。
文字と写真は再編集しますので内容が少し変わります。
あしからず....
<山あげ祭>
期間:平成25年7月26日(金)〜28日(日)
場所:那須烏山市、烏山駅下車・徒歩10分
奉納余興のスケジュール:下をクリック!
【過去の山あげ祭の様子】
山あげ祭は那須烏山市の中心地6町の輪番制となっています。
当番町の山あげ祭の様子を6年間記録し続けましたので合わせてご覧ください。
・山あげ祭 2007 鍛冶町
・山あげ祭 2008 日野町
・山あげ祭 2009 元田町
・山あげ祭 2010 金井町
・山あげ祭 2011 仲町
・山あげ祭 2012 泉町
只今編集作業中です....
写真、コメント文など内容を追加します。
<からせん縁起駅舎の旅>
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