【カタクリ】 滝駅から徒歩5分、太平寺
春を告げる美しいピンク色のカタクリ....
太平寺の境内には、群生をなして至るところに咲いている。
一見すると6枚の「花びら」に見えるが、
下の写真をよ〜く見ると、外側にある3枚が「がく」、内側の3枚が「花びら」なのである。
離れて見ると、どれが「花びら」でどれが「がく」なのか、まったく区別がつかない。
Nikon D200 Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
「おしべ」は、6本あり長いものもあれば短いものもある。
「めしべ」は、1本で先端が3方向に割れている。
「葉っぱ」は、花芽のある株が必ず2枚あり、花の咲かない未熟株は1枚しかない。
カタクリは、タネにも秘密がある。
花の時期が過ぎてタネが落ちると、蟻の大好きな匂いを発して巣穴の中にタネを運ばせます。
やがて蟻の巣穴に入ると今度は、大嫌いな匂いを発して巣穴の外に排出します。
群生を広げるための知恵を持った植物なのです。
その可憐で清楚な姿からは、想像もできないほどのしたたかな花である。
タネは、7〜8年かけてゆっくりと成育し、やがて開花を向かえる。
その後も地下に球根を宿しながら30年以上も株が継続するという。
実にエネルギッシュな植物なのである。
太平寺のカタクリ....
群生の規模こそ小さいのですが、今週末に見ごろを向かえます。
春の暖かい陽射しの中、烏山路の散策にお出かけしてみてはいかがでしょうか。
<写真追加> '08/04/05
今が見頃、沿線は春本番です。
<からせん縁起駅舎の旅>
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