【2007年山あげ祭】 烏山駅下車・徒歩10分 '07/07/27 12:39up
今年も烏山沿線・最大の祭り、「山あげ祭」が始まった。
山あげ祭の見どころは、約450年もの伝統を誇る日本一の野外劇である。
演劇は、常磐津の独特なリズムに合わせて歌舞伎が演じられる。
毎年、踊り部会と常磐津会の有志たちが、時間をかけて練習してきた成果を披露する。
また、山の組み上げシーンも見逃せない。
当番町の若衆らが担当する山あげのチームワークは、なかなかの見ごたえがある。
金棒を持った娘子が先導役
絢爛豪華な屋台彫刻。
テーマは「少彦名命大鷲退治」。神様が大鷲を退治している姿を描いたもの。
見どころのひとつ、山の組み上げシーン
全員のチームワークで山をあげる
山の組上げと撤収は、若衆の大事な役割である。
すべては、木頭(きがしら)の合図で動く。
真夏の炎天下、前山・中山・大山の3つの山を組み上げる。
出番を待つ姫、ちょっと緊張気味。
いよいよ本番。
....歌舞伎のシチュエーションは、京都一条 ....演題は、「戻り橋」
渡辺綱(右)と扇折小百合(左)という美女役
勇ましい歌舞伎役者。山あげ保存会・踊り部の女子中・高校生が演じる。
その顔は、まるで人形みたいだ。
艶やかで色っぽい!
侍は美女に口説かれるが、鬼の化身と見破って、その片腕を切り落とすという怪奇なストーリー
こちらは美女の化身、鬼役も女の子。
髪を振り乱しての演技、成功の瞬間!
素顔は、とても可愛いのだ。
上演が終わるとアッという間に撤収。
次の山あげの場所へ猛烈なスピードで移動する地車。
今年も若衆らによる山の組み上げ、保存会による妖艶な舞い、常磐津の独特なリズムなど、
町内のあちこちで観衆を魅了することでしょう。
伝統ある「山あげ祭」を見に那須烏山市へお越しください。
山あげ祭の日程(那須烏山市観光協会のHPへ)
--- 速報 ---
烏山線では、今年も山あげ祭に合わせて上野から直通列車
快速 烏山山あげ祭号 が運行されます。 →→→→→ 28日運行の様子
運転 7月28・29日の2日間、一日1往復のみ、DD51+12系5両
往路 上野駅09:24発〜烏山駅12:22着
復路 烏山駅17:45発〜上野駅20:40着
費用 往復切符+昼食+山あげ祭観覧席+山あげ会館入館料
おとな 6,800円、こども 4,700円 お求めは「びゅうプラザ」・JRのみどりの窓口へ
【過去の山あげ祭の様子】
山あげ祭は那須烏山市の中心地6町の輪番制となっています。
当番町の山あげ祭の様子を6年間記録し続けましたので合わせてご覧ください。
・山あげ祭 2007 鍛冶町
・山あげ祭 2008 日野町
・山あげ祭 2009 元田町
・山あげ祭 2010 金井町
・山あげ祭 2011 仲町
・山あげ祭 2012 泉町
<からせん縁起駅舎の旅>
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